栃木県壬生町のお客様より、風呂場の脱衣所で水が漏れていて周りの床まで濡れてしまっているとのことで緊急の出張修理を承りました。以前から、洗面の足元の床が湿っている感じがあったということです。ですが洗面時やシャンプー時の水はねだと勘違いされていたようで半年近くそのままの状態で放置していたようです。そしてとうとう先日、床がに水たまりができてしまったので大慌てでご相談がありました。

洗面の水漏れは主に、蛇口からの水漏れ、もしくは洗面下の排水パイプからの水漏れとなっています。いずれの場合も部品の経年劣化によるトラブルがほとんどです。今回のお客様の場合は、シャンプーつきの洗面台ですでに10年以上ご使用されているとのことでした。床面がかなりの範囲で濡れてしまっていることを考えると早急な対応が必要です。すぐに現場のお宅へと向かいました。

こちらのお宅は一戸建ての二階建て住宅で、年数は18年とのこと。壬生町内の住宅街の一角にある広いお庭のお宅が印象的でした。こちらに2世代でお住いでとても賑やかなご家庭でした。さて、問題の洗面ですが、こちらも6年前にリフォームで憧れのシャンプードレッサーを設置されたようで、ご家族で頻繁に利用されているそうです。

原因はおそらく排水パイプの劣化によるものだと判断しましたのでまずは洗面台の下の扉を開けてパイプ等の状況を確認することにしました。 扉を開けた瞬間、内部にかなりの湿度を感じカビの臭いが鼻をつきました。さらに底面もかなり濡れて漏れた水がしみこんでしまっているようすです。これは典型的なトラブルですね。

普段、開閉しない場所ですからどうしても気づくのが遅れてしまい、水が表に出てきてしまった時には、かなりトラブルが進行してしまっていることが多いものです。 早速、水を流しながら水漏れ箇所の特定を行うと、どうやらトラップ部分から水が漏れていることがわかりました。S字トラップには大きなナットがついており、このナットが緩んでいることがわかりました。

ひとまずナットを取り外して内部のパッキンも見てみると、こちらも劣化が激しくボロボロの状態でした。原因がはっきりしましたので、新しいパッキンへの交換を行いました。ナットをしっかりと締めて、再び水を流して水漏れが改善されたことが確認できましたので修理を無事に終えることができました。