今回は日光市にお住いのお客様から洗面のつまりの修理のご依頼がありましたので出張サービスにうかがってきました。こちらは言わずと知れた日光東照宮で有名な観光地です。近年では海外からも多くの人が訪れる人気スポットとなりました。この日光市の中心にほど近い住宅地にお住いで、こちらには20年以上お住いになっているとのことでした。ご自宅は平屋建てで、二世帯が暮らせるかなり広い家屋でした。洗面所も2箇所あり、そのうちの1箇所のご両親が使用されている洗面がつまってしまったようです。ご高齢のご両親なので日頃から知らないうちに色々なものをうっかり洗面で流してしまうことが多いとのことで、これらがつまりを引き起こしたのでは、とおっしゃっていました。

早速、ご自宅の方に到着してから、まずは洗面の流れやつまりの具合を点検させていただきました。水を流すと非常にゆっくりとした状態でなかなか排水がうまくいかないことが一目でわかりました。蛇口を最大に開くと、水はどんどん溜まってしまうぐらい、スムーズに流れないので、かなりつまりの状態は悪かったです。まずは洗面の下のS字の排水パイプを分解して排水管の内部をチェックします。するとかなりヘドロのような汚れが溜まっていました。ドロドロとした粘度の高い汚れなので、べったりと排水管内部を覆ってしまっていて、水が流れるのを阻んでいるのがわかりました。

排水管内部を綺麗に洗浄して、さらにそこからトーラーというワイヤー器具を使用してさらに排水管の奥の方まで汚れを落とす作業を行なっていきました。根気のいる作業になりますが、ここで排水管内部を完全に綺麗にしておかないと、またすぐにつまりが発生してしまうことになります。時間をかけて丁寧にそして慎重につまりを除去する作業を行い、1時間半ほどで、やっとつまりをすべて取り除くことができました。

S字の排水パイプを元どおりに組み立て直して、蛇口をひねってみます。すると洗面の水は勢いよく滞ることなく排水口に吸い込まれて行くことが確認できました。最後に排水口からパイプ洗浄液を流し込んで、わずかな汚れも全て溶かしてこの日の作業を完了しました。