トイレは日常でも水量の使用頻度が非常に頻繁に行われる場所です。そのため故障や水漏れも起こりやすく、便器自体のメーカー保証も2,3年ほどに設定されています。という事は特に数年すぎたころに故障や漏水が増える可能性が増えるという事でしょうか。今回は私が高根沢町で実際に対処いたしましたトイレの水漏れ修理に関してご紹介させていただきます。

ご連絡内容では便器へずっとチョロチョロと水が流れ出ているという事でした。「いつもですと直ぐに音が消えて水が出なくなるはずなんですが…。」とご心配されているので早急にお伺いいたしました。

到着して、いつ頃からこういう状況なのかお伺いするとどうやら約2週間前からだそうです。きっと不安だったでしょう。旦那さんとの話し合いの末、無駄に水道料金などがかかっても嫌だということでご連絡をいただけたようです。

目に見える範囲での漏水にでしたら部品が直ぐに手に入るものであれば即日の対処ができることが特徴です。タンク上部の蓋を開けてみると思った通り、今回はボールタップと呼ばれる給水弁の不調であることが分かりました。この部品がダメになると最悪の場合タンクから水が溢れ出す恐れがあるため早めの対処が必要になります。

まずは止水栓を閉じて水の給水を止めます。タンク内に付属されているボールタップを抑えながらレンチを使いながらナットを外していきます。引き出してボールタップを分離するとパッキンの劣化状況が確認できました。ひどい劣化です。お話によると築18年になるので寿命になります。パッキンのみの交換も我々専門業者であれば容易いのですが、専門業者である故にボールタップ自体の交換をお勧めいたしました。ついでにフロートバルブ(排水弁)、浮き球も同年代の物で注意が必要である事を促して交換させていただきました。最後に留めていた止水栓を開きまして終了になります。

高根沢町は住民の半数に満たないくらいの人が宇都宮へ働きに出かけられる方が多いです。そのため人口の減少が続き家屋自体も古い家屋が多いです。冬場はある程度の気温までは下がるので冬季の配管凍結なども起きやすいです。

今回のようにトイレタンク内でいつまでも水がチョロチョロ出るよ!というご連絡も少なくはありません。このような部品は消耗品になるので、少しくらい大丈夫と使い続けるとトイレ中水浸し状態を引き起こしかねません。お早めの対処をお勧めいたします。

最後までご覧いただき感謝します。次回は詰まりの案件のご紹介です。