今年はいまだに梅雨が続き、ジメジメしているため水回りのトラブルも臭いに関するものが多く飛び込んできます。
そんななか栃木県那須町でトイレの詰まりの解消作業をおこなってきました。
那須町といえば、関東在住の方には懐かしい那須ロイヤルセンターのファンタラマを思い浮かべる方も多いでしょう。

お客様のご自宅に到着後、早速見積りと情報の落とし込みを行います。
ご夫婦で猫三匹と同居生活をされており、トイレは数年前に和便器から、洋便器へとリフォーム
今回の詰まりの直接の原因と思われるのは猫の吐瀉物を掃除して、拭き取ったものをティッシュペーパーにくるんで何回かトイレに流していたからだろうとのことです。

少し水音に違和感を感じていたが、それでも流すことができたので、続けてトイレに異物を流し、最終的には汚れを拭いた“トイレに流せるお掃除シート”を流したら、完全に詰まってしまったとのことでした。
ペットと同居されているご家庭で近年トイレの詰まりのトラブルの原因となるトイレに流せる“猫砂”系は使用していないとのこと。

濡れティッシュと水には溶けないお掃除シート、そして猫のドライフードが水を吸収して大きくなってしまったもの、この3つの何れか、または複合要因でトイレに詰まりが発生したと思われます。
また和便器と比較するとどうしても洋便器は、水の流れる量が少なめになります。

このため異物を和便器に流していた感覚で、洋便器に流すと詰まりの発生確率は必然的に可能性が高くなります。
この詰まりに関しての基本的な処理方法としてはやはりラバーカップを使っての処理が基本になると言っていいでしょう。
ラバーカップは使い方をキチンと覚えておけば間違いなく様々なシーンで活躍できるアイテムです。

今回は強力版ともいえるローポンプで処理を行いました。
吸引力はラバーカップの約5倍であるため、数回の施行で詰まりが解消されて水が流れていき、確認作業を行ったうえで全てを終えることができました。

比較的オーソドックスな処置になりましたが、1つお客様にアドバイスさせて頂いたのはラバーカップが和式便器時代のままであったということです。
実はラバーカップには和便器と洋便器用の二種類があり、先端のラバーの形状が違います。
このため幾ら説明書通りに使っても、その効果は出なかったと推測されます。
ご自宅に備えてあるものの形状が不明な方は一度確認することをお薦めします。