栃木県足利市にお住いのお客様から台所の水が流れにくくなってしまったので修理に来てもらいたいとのご依頼がありましたので早速、ご自宅のほうに修理にうかがいました。足利市は足利山地や関東平野、渡良瀬川など豊かな自然に囲まれた街で、非常に暮らしやすいため幅広い年齢層のファミリーが在住しています。

今回のご依頼主様は、足利市にお住いになって25年ということでした。ご主人の転勤をきっかけにこの土地で一戸建てを購入されて以来ずっと長くこちらで生活をされているそうです。住まいのほうは築25年目になりますが、メンテナンスも行き届いており、古い家屋といったイメージは全くありませんでした。ただこれだけ長い年月を暮らされているとどうしても台所や風呂場などの水回りのトラブルは増えてきてしまいます。

台所の排水がつまったということでしたので、早速確認してみました。排水口から内部をのぞいてみますと、油汚れがかなりガッチリと内部に固まって塊を形成しているようでした。料理に使用したフライパンを洗っている時に、少量の油が水とともに一緒に流れてしまい、これがかなり頑固な塊を形成してしまうため、つまり発生の最大の原因となるのです。

油は時間がたつとこびりつきがひどくなり、パイプ洗浄液などを流しても容易には溶けてくれなくなってしまいます。そこで専用の器具を使用してつまりを取り除いて行く必要がありました。使用するのはトーラーという先端が回転しているワイヤー器具です。特殊な器具ですので我々のような専門業者はトーラーを必ず持ち歩いています。台所排水のつまりの解消に最も活躍する器具です。どんなにひどいこびりつきでもだいたいこのワイヤー器具を使えば解消することができる非常に頼りになるアイテムの一つです。

1時間ほど作業を行い、無事に排水管内部の汚れのこびりつきを落とすことができました。水の流れはスムーズになり、側で不安そうにご覧になっていたお客様も最後は満面の笑みで安心したご様子でした。今後は、定期的に点検を行い事前につまりを予防するということをアドバイスさせていただきました。