矢板市は栃木県北部にあり、小高い丘や山々や川など豊かな自然に囲まれた美しい街です。東京までは2時間半ほどの距離なので比較的都心部へのアクセスは良いようです。今回は、この矢板市にお住いのお客様から台所の排水が詰まってしまったようだということでお電話がありました。

主な症状としては、食器などの洗い物をしていても水がなかなか引いて行かず、食器を洗い終えた時には3、4センチの水がたまってしまうことや、シンクを使用していない時でも、排水管の奥の方から悪臭が漂ってきたり、時折ゴボっという音もするということでした。これらはいずれも間違いなく排水のつまりの症状です。この排水トラブルは1週間以上続いていたため、料理の時などにかなりご不便に感じられていたようです。 早速、そのままお客様のご自宅に向かいます。

事務所から矢板市内のご自宅まで渋滞がなければ20分ほどの距離です。県道はかなりスムーズでしたので15分ほどで早めの到着ができました。ご自宅は平家の一戸建てで築24年とのことでしたが、外からパッとみた感じでは、しっかりメンテナンスされているお宅でとても20年以上の建物には見えませんでした。 台所にご案内いただき、排水のつまりの状況を見せていただきました。

お客様はこちらの台所を預かる主婦をされており、お子さんが3人、さらには義父母なども同居ということなので台所を一日中使用されるとのことで、こういったつまりトラブルがあると大変な不便を強いられる事になるのは明らかですね。お伺いした日になんとかつまりトラブルを改善してさしあげなければと自然に気合いが入りました。

て、シンクの排水口からは、腐敗臭のようなものが確かに感じられます。これは排水管内部に汚れが蓄積しておりそのまま腐敗してしまっているので、こういった臭いが上がってきてしまうんですね。日頃から気をつけてはいても、どうしても油汚れや食品の細かいカスなどが混ざり混ざって粘度の高いヘドロ状の汚れを形成してしまいます。

このベタつきのある汚れは排水管の内壁に簡単に張り付く性質があるため、知らず知らずのうちに内部は非常に狭くなり排水の通りが悪くなっていきます。このままの状態が継続すればいずれは今回のように、排水スピードが非常にゆっくりになってしまって水はけの悪化が顕著になったり完全につまり水が全く流れなくなるなどトラブルは拡大するのです。 つまりの原因も特定できたところで、トーラーという業務機械を使用してつまりを取り除きます。

トーラーは長いワイヤーを回転させながらパイプの奥の方まで送り込んでいくものです。これを使用すれば、かなり頑固な油汚れの塊などもきれいに落とすことが可能です。1時間ほど、時間をかけてつまりの元になる塊をほぼ綺麗に取り除くことができました。排水は、この修理作業によりスムーズに流れるようになりましたが、最後の詰めの作業として、業務用のパイプ洗浄剤を流しました。最後に洗浄剤など全ての汚れを水で流して修理工程は全て終了となりました。