毎年4月中ごろから5月上旬にかけて上質なじゅうたんのようにピンク色の花を咲かせる芝ざくら公園でお馴染みの市貝町。
あまり聞きなれない町だとは思いますが、車が好きな方にとってはツインリンクもてぎと言えば、あぁあそこか!と言って貰える程で、今では観光の名所のひとつにもなっています。
また鷹の一種であり渡り鳥のサシバ(絶滅危惧種)の飛来地の由来し、サシバのさっちゃん等のゆるきゃらも町おこしの役目を担うなど自然も豊富にあるエリアです。

そんな人と自然が近い市貝町ですが、そのエリアにお住まいのお客様の水回りトラブル解消に対応させて頂いているのが当社です。
この地域には都市のような背の高いビル群はあまりなく、どの道を通っても田んぼと青い空がすごく開放的な場所ですが住宅兼店舗を構えられているお客様も多いエリアなので、水周りのトラブル対応をさせて頂くことも少なくありません。

今回修理事例としてあげさせて頂くお客様も、市貝町の方で洗面台が詰まり解消して欲しいと言うご依頼でした。
ご連絡をいただいて早速現地にお伺いすると既にお店は廃業されているものの、元の店舗部分においてある洗面台の排水が詰まったままと言う洗面詰まりの修理事例としてはお手本のような内容です。

最初出迎えていただいたのは70代のご夫婦で、ご主人いわく排水溝の流れが長年悪くついには詰まってしまったとの事で、お電話の際にもお話をした料金説明を行い、トラブルを解消する現場を拝見させていただきました。
確認すると排水口は開いている物の、ヘアキャッチャー等は備えられておらず、ライトで照らすと排水溝の口径は指一本分あるかどうかで長年のヘドロと石鹸かす等が重なり汚れが蓄積している状態。

そこで洗面台の下を見ると配管は通常の金属管だったので、水道専門業者なら当たり前に持っている薬剤を使用し汚れを溶解させて流してみたのですがいまいちスムーズに流れないので、しっかり流しきった後に洗面台下部のS字トラップ部を外してみました。
バケツを下に置いて作業を行いましたが、なんと出てきたのは鍵の束でそれに汚れと髪の毛、ヘドロが絡まりさらには先ほど落とした上部のヘドロがまとめてバケツの中に。

真っ黒で軽く異臭のする排水にご夫婦は驚いておられましたが、鍵の束はどうやらご主人が以前農機具の物をなくしたとの事で、ここにあったんだとどうやら心当たりがありそうなご様子でした。
S字トラップ部分でのつまりは良く起こりますが、今回も知らない間に落ちた異物が原因で流れが滞り、次第に汚れが酷くなって数年かけて起きるべくして起きた水周りトラブル

その後配管を元に戻し流してみると、今までのつまりは嘘のようにすっきりと流れる事を確認して頂きました。
奥様にもこれからは排水口につけるヘアキャッチャーを導入していただくようにお願いし、今回の市貝町の洗面の詰まり解消事例は無事に終了しましたが意外に多い異物トラブルには是非皆様もお気をつけ頂きたいと思います。