台所の水漏れの見積りと修理を依頼され、栃木県は茂木町へと足を運びました。 茂木町といえば、やはり「ツインリンクもてぎ」の存在が有名です。 ちょうどロードレースが開催されており、お客様のもとへ到着するのが道路事情で若干遅れたため事前に連絡をさせていただきました。

後現場の状況を確認させて頂くと台所のシンクに水漏れが発生してしまったようです。 お客様宅は築9年ほどの一軒家で台所もその時に手を入れて以来手を入れていないということです。 この場合可能性としてあげられるのは各種パーツの経年劣化による能力低下からくるものとシンクしたの排水パイプや排水管の接続部のナットが何かしらの事情で緩む、もしくは破損しているということが考えられます。

蛇口からの水漏れはしていないとのことでしたが念のために確認後、漏水部分を探していきます。 つなぎの接続部に緩みやパイプの破損、ホースのズレもなかったですので、あたりをつけておいたシンク下の排水トラップの接続部を確認していくと水滴を発見。

この部位から水が漏れているとシンクの導入時期から判断して、パッキンの劣化が8割方なのですが、へこんだ部位が腐食して小さな穴が開いてしまっている場合があります。 穴のサイズはピンホールから0.5センチ程度まで様々です。 穴の空いた場合ですと対処方法が大がかりなものになってしまいがち。

暗い場所のため、ご自身で確認する際に水は漏れているのはわかっても、「まさか穴までは」と見落としてしまう可能性があるため注意が必要でしょう。 今回は幸いにも穴はありませんでしたので、改めてパッキン交換を進めていきます。 シンクの排水口の外径が180mmのタイプですので、いわゆる大きめタイプです。

排水トラップをご自分で交換されようと思った場合、このサイズのものはトラップの締め付けナット自体が大きいため、取り外しの難易度が高いと言えるでしょう。 私たち水道屋は専用の工具を使います。 排水トラップを外せば、あとはパッキン交換をして、再度装着して作業は終了、水漏れも解消しました。