ただ今、栃木県益子町の一軒家の方から依頼された、台所の詰まりの修理を終えて、再び作業車で益子町の街中を真岡市方向へ走行している最中です。

益子町は、栃木県と茨城県の県境に位置し、隣の真岡市や近い宇都宮市などのベッドタウンとしての性格を帯びた町です。こちらは全国的に名の知れた益子焼の産地としてでしょう。江戸時代より実用食器として当地で焼かれ始め、鬼怒川を利用して運ばれたことで知名度は高まりました。江戸時代が終わった後、大正時代辺りからは、それまでの実用性だけでなく芸術性も追求し始めました。その代表的担い手であった陶芸家・浜田庄司は人間国宝としても有名です。

そんな益子町の台所の詰まり修理ですが、依頼していただいたお客様が「水がシンクから流れず困っており、すぐ来て欲しい」と言われましたので、とにかく急いでお伺いしました。確かにシンクに水が溜まったままで、一向に水の量も減らないので、しっかり詰まっていると感じました。早速詰まり具合を確認させていただくと、どうも朝食の調理の際に流した野菜などの切りくずがシンクの下にある排水を一度貯めておくトラップの手前に残っていることがわかりました。同時に、油などが排水管に付着して、かなり細くなっていることも原因になっているようでした。

このことを踏まえ、まずお客様に原因を説明した上で、料金の見積もりを提示し、快くOKしていただきましたので、作業に入りました。排水口と排水トラップの間を分解して、詰まった調理くずをしっかりと除去しました。その上で、その先の排水管に付着している油を薬剤で溶かし、排水管の流れ自体をよくする作業を行いました。

作業完了後にもう一度水を流すと、やはり作業の甲斐がありしっかりと流れ、「家を購入した直後と同じ流れになった」とお客様にも喜んでいただけました。また、「思ったより作業時間が掛からず、料金も高くなくて助かった」とも言っていただき、当方としてもありがたかったです。その後には、お客様に排水管が詰まりにくいキッチンシンクの使い方を説明させていただき、この点もよくご理解いただきました。