上三川町にお住まいのお客様よりトイレ修理のお電話をいただきました。トイレを流そうにも水があふれて流れないとのことでした。自分で詰まりを取ろうと努力したそうですが、どうしても詰まりがとれないとのお話でした。このケースはよくあるトラブルなので、原因はおよその判断がつきます。
トイレが詰まっていると不便で仕方ありませんし、お客様も急いでらっしゃる感じだったので、必要な道具を持ち、急ぎ現場へ向かいました。 上三川町は自然豊かな所です。私もいつか住みたいと思っている町です。お客様宅も周囲に緑が多く、素敵な門構えの一戸建てでした。
映画にでも出てきそうな静かな家で、思わず立ち止まって眺めたくらいです。が、すぐ我に返り、お客様がトイレ詰まりで困ってらっしゃると思い、インターホンを押しました。出迎えてくれたお客様は上品な奥様で、早速、トイレ詰まりの現場へと案内していただきました。 案内される時にも急ぎ足なのがわかります。
なるべく早急に修理しようと、歩く中にも作業の段取りを考えていました。 詰まっているトイレは、床にこぼれた水は拭き取られているものの、便器にはぎりぎりまで水がたまった状態です。これほどの状態ですと間違いなく完全に詰まっています。
今回は圧力をかけて押し流す方法ではなく、専用の工具を使って詰まっているものを砕いて流す方法をとりました。 便器を傷つけないように注意しながらワイヤーを奥へ進めると、ワイヤーの先がゴツゴツと当たります。感触からかなり堅いもの、プラスチックや金属などの固形物な感じです。こうした場合、ワイヤーの先でキャッチする方法もありますし、ファイバースコープで確認する方法もあります。
お客様に確認をすると、指輪や時計などの貴重品などを流された心配もないとの事でしたので、そのままワイヤーで詰まりを解消する事にしました。後は経験による技を駆使するだけです。手探りでワイヤーを操作して詰まっている物を動かすと、勢いよく水が流れ出しました。
その後、詰まっていた物が完全に流れていったか、他に詰まっているものがないかをワイヤーを使って確認をし、上三川町 トイレ 詰まりの作業終了です。水が勢いよく流れた時にお客様が「わー、よかった!」と感嘆の声を上げてくれたのが印象的でした。
この仕事をしてよかったと思える瞬間です。 作業した場所を綺麗に掃除し、お客様宅を後にしました。玄関先まで車を見送ってくれたのですが、バックミラーに頭を下げていらっしゃる奥様がわかり、なんだかジーンとしたのを覚えています。