小山市の水道工事を主に担当しています。新規の設備は少ないものの、リプレイスや修理に関しては毎日何件か対応していますので特に台所やトイレ、お風呂に関してはいろいろなパターンをこなしてきているのが実態です。
そんな中でも小山市の築20～30年の住宅が多いエリアの一軒家の台所の修理についてのお話になります。この年代の一軒家の台所といえば、まだまだ対面式にもなっていませんし、台所の高さも少し低め、また足ふみ式の水道などもありません。

もちろん、このお宅は埋め込み式の食器洗洗浄機などもないお宅です。たとえば浄水に関しても据付があるわけもなく、蛇口から浄水を出すという形になっています。こういった少し水周りが古い状態のお宅ですがこれまで水漏れや修理といったご依頼はありませんでした。非常にきれいに使っていただいたからだと思います。20年前にも新築の工事を工務店から水道工事部分は承って対応したことがあったお宅だったのでよくわかっているつもりです。

そんなお宅ですが台所で水漏れが発生したので対応してほしいとのこと。すぐに現地に向かってまずは現場を拝見しました。実際に水漏れが起こっていたのは上水の部分。キッチンの床にはかなりの水漏れが見られました。どこで問題があるのか水を蛇口を開きながら確認したところ、床下ではなく幸いなことにシンクの部分の老朽化であることがわかりました。ちなみにこうしたちょっとした水漏れでもマンションや二世帯住宅で下のフロアに影響がある場合などは非常に深刻ですがこの場合、一戸建て、かつ一階部分のであること、さらにはシンクの配管部分の取替えだけで対応できることになっていると非常に作業も楽なものです。

この作業そのものはすぐ完了することができましたが、台所以外に以前に承ったほかの個所の水周りもチェックさせていただきました。トイレの止水栓と洗面の蛇口のナットが緩んでいたので締め付けを行いました。もちろんサービスです。また、それぞれのパーツのサビや腐食も予測されるので可能であれば、時間を頂戴してきちんとクリーニング、チェックさせてもらいたいということもお願いして了承いただきました。奥様も20年を経て、初めての障害が起こったこともあり、今後のことも考えて少しでも早めの対応を行って被害を減らしたいというリスク回避の思いをお持ちのようでした。